●幸福実現党では幸福は実現されない

いまから３０～４０年前になるでしょうか。ある高名な政治評論家が、日本の政党の特徴をつかんで、大変おもしろい揶揄を披瀝したことがあります。

「自由民主党には自由も民主主義もない。社会党には社会性がない。公明党は公明正大でない。共産党は私有財産を持っている・・・」というものでした。

藤原弘達さんだったと記憶していますが･･･間違ったらゴメン。

このなかで、傑作は、「公明党が公明正大でない」というくだりです。選挙前の住民異動（三ヶ月前に住民票だけ異動させる驚くべき嗅覚）と替え玉投票の常態を揶揄したものでした。藤原弘達さんは、その母体の宗教団体との言論弾圧事件での戦いがあまりにも有名だっただけに、公明党に対する揶揄は辛辣そのものでしたね。

ついでにいうと、その宗教団体と組んで藤原弘達さんに対する言論弾圧に荷担したのは、自民党の田中角栄（小沢一郎の心の師）で、田中角栄支配の自民党には勿論「自由と民主主義」などは存在しませんでした。

また、共産党に対する揶揄もおもしろかったですね。私有財産を否定する共産主義者に対して「私有財産をもっている」と。本質をズバっとついたものです。藤原弘達さんの発言は、庶民の心を、大いに和ませてくれました。

もし、いま，氏がご存命なら、幸福実現党を評したら次のように言うでしょう。
「幸福実現党では幸福は実現されない」と。


いま、幸福の科学は音を立てて崩れ落ちているんですが、そのきっかけとなったのは、09年の総選挙騒動なんですね。あの総選挙で、多くの人が幸福の科学の嘘に気付いて脱会しました。そして、その中からアンチ活動家が多数輩出しました。

そして、次の参議院選挙、宇宙人シリーズ、離婚騒動などで、信者さんの脱会に歯止めがきかなくなっているんですね。そして、現信者（１万名くらいしか残っていない）の中にも未だ迷っている方が半分くらいおられますので、この迷える方々に、もう一度、総選挙の際の騒動を思い出していただき、人生を真摯に見つめて頂きたいと考えます。

●お笑い実現党の出現

幸福実現党が、華々しく（痛々しく？）世にデビューした平成21年(2009年）。

世間に、これでもか、これでもか、との話題を提供してくれましたた。しかも、大言壮語のかたまりである大川センセのご発言は、世間をお笑いの渦に包んでくれましたよね。ご本人がまじめにやればやるほど、失笑の輪が広がり、信者さんは、それに振り回されて疲労困憊してしまいました。

大川センセが総選挙前に、世間に対してどのようなほら話をしたか、文藝春秋でのインタビューを箇条書きでまとめてくださった方がおられるので引用してみましょう。この発言がどれだけ実現したのかの結果を○×をつけて、簡単に解説してみましょう。


▼「ウチはＳより集票力がある」 大川隆法インタビュー (文芸春秋2009年8月号) 要約

・ウチはＳより集票力がある→→（×）
－－これは、総選挙前のインタビューだが、その前の都議選でも公明党と幸福実現党
　　　が双方候補者を立てた選挙区は８。得票数は公明　317,090 幸福　12,288 約1/26

・幸福の科学の組織力は自民や民主より上→→（×）
　－－組織力が上なら、当選者多数のはずですが

・自民・公明連合の組織力も測定済みだが、たいしたことない→→（×）
　－－たいしたことがなかったのは幸福の科学の方でした

・信者数は1100万　※正心法語発行部数累計と説明→→（×）
　－－1100万人もの信者はおりません。あの当時で最大３万名くらいでしょう。

・信者の国会議員は100人近くいる→→（×）
　－－91年当時に国会議員は５名くらいいましたが、講談社事件でみなさん逃げ出しま
　　　した。それ以降、国会議員は幸福の科学に関係した人はおりません。

・今回の選挙では情け容赦なく小選挙区全てに候補者を立てた→→（○）
　－－これだけは真実ですね。３００名くらい立てて、全員泡沫候補

・自民・民主で当選した議員から幸福実現党に移る人が必ず出る→→（△）
　　－－当選した議員からの移動はありません。ただ、大江参議院議員にはトレード・　　　　マネーを提示して、引き抜きましたが、１年も立たずにいなくなりました。

●星取り表つづき　

・（目標議席は）派閥一つが最低ライン→20～30では泡派閥。
　　最悪の場合でも自民党の大きめの派閥　※清和会 は90名。
最低目標はこの辺りと言うこと→→（×）
　－－何もいうことがございません（爆）

・（公明党には）負けるとは思わない→→（×）
　－－負けると思わないのは自由なんですが、現実は･･･

・新幹線で隣の席でオウムの歌を歌われて、逃げ出したことがある→→（？）
　－－これ知りません

・活動拠点は全国１万ヵ所。これだけの大規模な活動拠点を持つ攻撃力の前には、
他の政党も震え上がる→→（×）
　－－震えたんでしょうかね（爆）

・（９億の供託金は）小さい、小さい、そんなゴミみたいな（笑）→→（×）
　－－今、大変な財政危機に陥ってますよ

・財務体質からみても「宗教界のトヨタ」ですから、ウチは（笑→→（×）
　－－比較されたトヨタさんも困ってます（笑）

・家内は二代目党首と言われていますが、本当は三人目
・饗庭の教団内知名度は１割にも満たないくらい低かった
・家内は教団内の知名度も100%だし、記者会見の対応や質疑応答の能力も高かった
　－－この辺は論評のしようがありませんね（笑）

・饗庭から家内に交代しただけで、当選者はたぶん三倍以上になる→→（×）
　－－数学では ０ の３倍は ０ ですね

・少なくとも麻生太郎や鳩山由紀夫よりウチの家内は優秀。
　－－主観の問題なんでね。そんな優秀な人とどうして離婚しようとしたのかな？

・日本の指導者のふがいなさの原点は議院内閣制→→（×）
　－－これは間違いでしょう。官僚制社会主義が日本の本質だと思いますよ

・日本は北朝鮮と中国、この二つと戦争する可能性が高い→→（？）
　－－なんともいえません

●「思いは実現」しない大川センセ

文藝春秋のインタビューで実現した、○がついたのはわずか１個。それも「小選挙区に候補者を立てた」というところですから 本当は○をつっける価値はないのですが･･･

あとは、×ばっかりですね。これが、宇宙創世の根源神の大川センセのご発言です。

信者のみなさんは、ワクワクしてこの話を、聞いたというか文藝春秋を買わずに、コピーして見たことでしょう。もうバラ色の未来がすぐそこに来ている感じで・・・もう、開票報道が待ち遠しかったでしょう。

あのころから、私はアンチ活動をはじめたんですよ。総選挙なんかに出るなんて言わなければこうしたブログ活動はしなかったんですが（笑）

で、そのころから、幸福の科学の信者ブログを見ていたんですが、今でもはっきり覚えているブログがありましたね。

それは、信者が自分のところの支部長を批判しているもの（植田という候補者（支部長）があまりのやる気のなさに激怒していた）。

それと、自分の担当の候補者は、官房長官候補で自分はその秘書になるんだというものでした。

そこで、ちょっと一言。素人が秘書になっても、国会では右往左往しますよ。

国会議員は国会議員で一人前になるのは３期目くらいからと言われてますし（今の民主党の大臣が頼りないのは民主党が野党時代に訓練ができていないため）、秘書は秘書でマスターするのに、最低１年はかかります。衆議院と参議院は「院の独立」でやり方もちがいますし、官房長官の秘書は、秘書｛官」になった場合はまた違うからややこしい。そんな甘いもんじゃありません。院内で迷子になるのがオチですよ（笑）


で、話を戻して、みんなワクワクして開票をまっていたんでしょう。

でもね、選挙プロから言わせると、このやり方は選挙ではないんですよ。選挙論を書くのは面倒くさいのやめますが、国政選挙レベルだと、専従のプロが１０名くらいいて、３年くらいの準備期間がいるんですよ。私も作戦参謀をやって、当選させてから約１年は、消耗から回復できない状態でしたよ。それだけ、命がけの戦いなんです。

ですから、幸福実現党の選挙戦をみて、おかしさをこらえるので一杯でした。

それにしても、酷い戦いでしたね。
大川センセは「思えば必ず実現する」とのたもうていまいたが････

●戦いすんで日が暮れて

イエスまりあさんも総選挙のあとで、幸福の科学を脱会したのですが、当時、幸福の科学の選挙批判をしていた拙ブログにつぎのような意見を寄せられました。

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信じられないことに選挙事務所に電話しても留守が多く選挙活動に参加する信者も圧倒的に足りない。これが現状です。日中も事務所は閑散としており惨めという言葉しか思い浮かばない有様でした。戦略戦術は無きも同然。次回は少しは進歩するでしょうか？

ポスター貼りもサングラスに帽子を深々と被っての作業。自地域ではなく他地域を希望する腰の引けた信者の多いこと。・・・・
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なんか、活動するのが恥ずかしいという雰囲気が、信者さんの中に蔓延していたみたいですね。そして、同じく、総選挙後にアンチとなったエル・バカターレさんの手記を読んで見て下さい。「選挙責任者になったときの苦悩」には、胸が締め付けられます。

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エル・バカターレ 日付：2010/5/2(日)
（前 略）『幸福実現党』ができた時には、素直に「やった！」と喜びました。しかし他に人がいなくて、当時比較的時間が自由になった私が役職を引受けざるをえな くなった時には、「え～、何で私が～」と思ったものです。

最初の仕事は駅前で一人で辻立ちをする事でしたから…。顔見知りの多い地方の駅前でこれをやった ら、噂はあっという間に広がりますので…。正直３日悩みました。ご本尊の前で自問自答して、結局「今やらなくて、いつやるのだ」と腹を決めました。恥ずか しですが、その時書いた『決意文』の一部をご紹介します。

主よ、エル･カンターレよ、我らの父よ！『幸福実現党』立党をご決断くださり、ありがとうございます。また、この私に『●●選挙事務所選対本部長』の役目を くださり、ありがとうございます。私は怖いです。正直怖いです。確かに怖い。でも、私はやります。必ずやり抜きます。なぜなら私はあなたを信じたからで す。私はエル・カンターレ信仰者だからです。（中略）

今後、私はあらゆる人に感謝する事にいたしましょう。私は常に『感謝する人』であるよう、努力いたしましょう。これから先、この私の前には笑う人、なじる 人、からかう人、軽蔑する人、悪口を言う人、怒鳴る人が、数多く出てくる事と思います。でも私はそのような人たちにもすべて、感謝いたしましょう。私に とって敵と見えし人たちはみな、私を鍛えてくださる方々だからです。彼らは私の信念が、信仰心が本物かどうかを見極めようと、じっと観察しているのです。 私の信念が「本物だ」と確信した暁には、協力者になってくださる方々です。ですから私はそのような人たちにも、喜んで感謝いたします。（以下略）

（ドン引きした皆さん、ごめんなさい。恥ずかしいなあ～。ああ、恥ずかしい…）
私は毎日この『決意文』を読んで、くじけそうになる気持ちを奮い立たせて駅前に立っていました（当初、選挙時事務所は私一人しかいませんでしたから）。私に はこんな文章はすぐには出てきません。でもご本尊の前で本気で祈るとこういう文章がすらすら出てくるんです。だから私は「神はいる」と信じているんです。 ただしそれはエル・カンターレでなくても、どの神さまでもで祈れば通じると思っています。当時私も選挙はまったくのド素人でしたから、今思えば大したこと はやれませんでした。でも貼ったポスター枚数は全国トップ２０に入ったと支部長から聞きました・・・
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●信者さんの善意を悪用するな

エル・バカターレさんのこの文章をみたとき、私は胸がしめつけられそうになりました。一信者が、教団の運命を一人で背負って立ち上がっている姿に深い感動を抱きました。大都会での活動信者にはわからないでしょうが、地方都市で“ＫＪ党です”と言おうものなら、周囲の激しい偏見が待ち受けているのです。しかも、「○○さんは幸福の科学よ」という中傷に満ちた噂はあっという間に広まります。それを覚悟の上での行動だったのですから頭が下がります。

このように必死の思いで行動した会員がおられるのに、ＫＪ党幹部や候補者には必死さがなかった。ほとんどの候補が嫌々の立候補であったのがよくわかります。ほとんどの候補が体の良いリストラ対象であったがため、無理矢理立候補させられたためです。全員が当然のごとく、討ち死にしました。満天下にＫＪ党の恥をさらしました。さらに、その上に、「選挙総括」もなされず、派閥抗争ばかりを繰り広げていたのが選挙後の実情です。

その後、エル・バカターレさんから、拙ブログにの次のようなコメントが寄せられたことがありました。（2010-05-31）

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衆院選終了後、私が次回の選挙に向けて、担当選挙区の再建のために参考にしていたのがアイマイミーさんのブログです。実現党が「選挙総括」をやっていれば、敵であったアイマイミーさん(すみません(笑))のブログを見ることもなかったのですが…。死に体の党本部がさっぱり「総括」をやらなかったのが、私がアンチになったきっかけと言えるでしょう。
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これで、信者をやめた人が続出した理由がよくおわかりでしょう。大川センセと幸福の科学の職員は、テキトーにやった信者さんはとにかくも、真面目に「主」のために、必死で頑張って来られた信者さんの善意を簡単に踏みにじってしまったのです。心に傷を負わせながら、自己保身と弁明につとめるだけだったのです。

それで、組織的に致命傷ともいえる大量脱会がおきました。その後断続的に、信者の脱会が相継ぎました。もう、現有の信者は１万人にもみたないでしょう。


幸福の科学や　実現党は何のために選挙をやったんでしょうか？　まさか、自己破壊願望のために選挙をやってしまったのでしょうか？　

信者のみなさん　今一度、あの総選挙の時を思い起こして見て下さい。

結局、あなた方は、単なる雑兵としてしか扱われなかったのではないですか？
あなたの圧倒的な善意を単に利用されてしまったのではないですか？



●それではご自由にご意見を

舞さまのご帰天に　哀しみを感じております。
舞さんの活動で、救われた元信者の一人として　舞さまに心から感謝し、私も微力ながら頑張っていきたいと思います。

選挙に関しては、私もまだ傷口が残っておりますが　ここまでならないと私は一生気づかずにいたのかもしれません。
選挙により　会の浅はかさも　おめでたさも見えて　洗脳が解けてくるきっかけにはなりました。

初めて党を立ち上げ選挙をやる、と聞いたとき　少なくとも私の選挙区では絶対に当選しないと思いました。
当たり前です。どこにそんなに信者がいるのでしょうか。
Ｓとは　圧倒的に人数が違うのは　活動信者だったらみな知っているはずです。
映画に行くのでさえ、あの手この手のお誘いが必要なのに、政策が良いからと簡単に票をいれてくれるほど、人はたやすくはありません。

だから・・（と、ここで洗脳された思考がはじまります）
「誰も当選しないことを主は当然ご存知のはずだ。
それなのに選挙を始めるとは、何かとんでもない危機が来るからに違いない。それを阻止されようとしているのだ。」
と、思ったわけです。
皆と話しても「何か　深いお考えがあるに違いない」とお決まりのパターンです。

支部で早速、得意のカウントがはじまりました。地区ごとに、確約を報告することになりました。
初回の確約数は　支部全体でたった30票。
私は、（学級委員を決めるなら　当選だ）と何となくおかしくて笑ってしまいました。

ですが、当選することが目的ではない・・とみなどこかで思っていましたから
「選挙を通じて、私たちは啓蒙活動をしているんだ。
危機を訴えていかねば　日本は北朝鮮の核にさらされ、中国の属国になってしまうんだ。」と
だんだん悲壮感さえ漂わせながら、街頭演説、チラシ配り、ポスター張り、街宣車の運転、ウグイス嬢、動員と
不慣れな選挙活動を　時には朝から晩までへとへとになりながら、でも妙に高揚しながら　何ヵ月間を駆け抜けました。

次々に変わる党首、チラシ、最後には撤退騒ぎと　何が何だかわかりませんでしたが、救世活動と思えばこそ頑張ったのです。
『たくさん当選する、Ｓより集票力ある・・云々』と総裁が豪語したことも、はったりを言ってでも信者への励ましをしてくださるのだ・・とまで　とらえる思考回路でした。

当然　近所の方の視線や子どもの人間関係まで　多大な影響はありました。
辛いと考えるのは、弱いことだ・・今やらずに　どうするんだ、と私もバカターレさまと同じような思いだったかもしれません。

その上、私が辛いなと感じたことのもう一つの要因に
支部が　選挙事務所化し、全く宗教的空間ではなくなってしまったことがありました。
選挙は戦いなんだな、とは何度も感じましたが、
支部でも　当たり前のように罵声が飛ぶようになり、静かに祈ったり感謝するような空間ではなくなってしまいました。

いつのまにか支部の中での言い争いや、他陣営の悪口など　時には自分の支部の候補者でさえこき下ろすようことが容認されるようになり、
宗教と政党は同じ空間に両立するのかな・と疑問でした。
選挙期間は、絶対に一般の人をお連れできないな、と思ったものです。

選挙中は、家庭にも戦いの波動を持ち込み　家庭もおかしくなり始めていたことに　愚かにも後から気づくことになったのです。

＞ミホさん
「選挙により　会の浅はかさも　おめでたさも見えて　洗脳が解けてくるきっかけにはなりました」

羨ましい限りです。ご主人からの意見で奥様が目覚めたケースは
多々あるようです。我が家は反対の立場ですので難しいのかも
しれません。あの選挙でさえも「日本の危機を国民に知ってもらった
事に意義がある」という始末。

本当にこの人は目覚めるのだろうか・・・騙されたまま「純粋な信仰」と
して生きていくのだろうか・・・と非常に不安を感じる時があります。

最後まで愛を与えられるのは家族しかいない事に気づいて欲しいのですが。
どうして家族が反対しているのかを考えて欲しいのですが。

結局待つ事しかないでしょうね。

ミホさんのお話で、信者さんの陥る思考パターンがよくわかりました。大きな矛盾を感じているのを、無理矢理、自己納得させる考え方ですね。

１．「何か　深いお考えがあるに違いない」
２．「危機に対する啓蒙活動をしているんだ」

１の「深いお考え」は大川センセにはありません。脳内妄想に毒されているだけです。

さきほどしたらばをみましたら、「父を注射で殺した」独占スクープ――金正恩守護霊インタビューで真相語るとありまして、これを号外としてビラ配りをしたとか。世間様は「嘘だ」といっても、「守護霊が語ったのだから」と言い訳も出来ますし・・・

いやはや、「深いお考え」には呆れるばかりですね（爆）

こういう大川センセの妄想は、段々酷くなっていますから、困ったもんです。欝病治療薬の副作用か悪しきものの憑依でしょうね。

私の仮説ですが、本格的におかしくなったきっかけは９３年秋に「統一協会」のことを大川センセが本格的に勉強した頃ではないかと思っています。本部講師にも統一協会についての論文課題を課しましたが、採点をできなかったくらい悪影響をうけたようです。あれで、文鮮明の愛人を羨ましく思ったりして・・・　そして９４年の春の「方便の時代は終わった」につらなり、いつのまにか、宇宙創世の神様に昇格あそばしたのです（爆）



２．危機に対する啓蒙活動

幸福の科学の特徴は、危機感を売り物にするという考え方で、いつも、「危機じゃ、危機じゃ」と叫びまくっているんですが、危機感の押し売りは長続きしないんですね。振り回される信者さんは、疲れ果ててしまいます。それこそ、信者さんの肉体的危機（疲労の蓄積）となってしまいます。

最近は、危機で売り出すものが在庫一掃されてしまったので、内部の危機を売り物にしていますね。学円建設（関西校）の危機とか、内部の批判者への締め出しとか。こういう内向きの内容に危機感をむけだしたときは、その組織は崩壊に向けて一直線です。

こうなったときは、すみやかに、離脱することです。でないと、まっとうなことをいうあなたに、「魔が入った」とかいろいろ言われて糾弾されるだけになりますよ。危機感の押し売りということは「敵」を明確にすることからはじまります。職員や幹部や都合連中にとって都合悪いことが起きたら、心優しきあなたが、いつ何時、スケープゴードにされるかわからないからです。

あなたが善人なら早く逃げて下さい。悪人だったら耐えられるかもしれませんが･･･

ローズマリーさま
ものすごく凝り固まってしまった思考回路は、本当に厄介です。
私が、「頑固な思考そのもの」でしたからよくわかります。

選挙は　男の方々を燃えさせた一面もあったようにかんじます。
宗教で静かに祈ったり、内面を見つめたり・・というおとなしい？活動に比べ、
勝ち負けの世界だったり、他陣営に探りをいれたり、街宣車で陣取り合戦をしてみたりと
普段より生き生きと活動されている男性信者さんもいました。
もともと政治の好きな男性も多いのだと思います。この選挙で「本来の使命が果たせる時がきた」と言っている方もいました。
明治維新の気分です。

民主党という「敵」に対して、どれほど　悪態をついた街宣をしたことか。
通行人の視線が痛かったです。
それでも、当時は　耳に届くだけでもきっと後々に人々のためになるのだ・・と本気で思っていました。

アイマイミーさま
＞「父を注射で殺した」独占スクープ――金正恩守護霊インタビューで真相語るとありまして、これを号外としてビラ配りをしたとか。

普通の末端信者は、総裁の霊能力をかたくなに信じています。
上記のような霊言があったとならば、すごい真実を教えていただいた、となってしまい
さっそく伝道に使い始めます。以前の私だったら、今頃　注射の話題で　息巻いていたことでしょう。とほほ・・
霊言を100％本物と思う思考回路も　洗脳ですよね。

私が、霊言がおかしいと確信したのは、きょうこさんの一連のこきおろしです。
聞いているのが　苦しくなるぐらいの下劣な内容で　「これは嘘だ」という思いが止められなくなりました。
こんなお話に布施をするのもいやだ、　心が拒否してしまい全く布施もできなくなりました。

愛人といわれる方を　相手にしての霊言では、私はそのころ愛人の事実を知らなかったのにもかかわらず、
総裁が、ちらっと眼をあけて　養育係だったという若い女性を見たときの視線がすごくいやらしく見えて、嫌悪感で鳥肌がたちました。
その時から、総裁は霊言ではなく　演技をしているだけなのかも・・と思うようになったのです。

そうして、見ていくと霊言は本当に矛盾だらけ。
深淵な心の教えなど全然なくて、結局は総裁を持ち上げる話のみに終始しています。
悪霊認定された人物は、だいたい一人称が「わし」　変ですよね・・
でも、こんな　気づきはいつも家人から指摘されていたんです。今頃やっとわかったのか、といわれました。

私の頑固な思考が、自分も　そして他人の疑問まで強引にねじ伏せていたのです。